Posted on 12 月 21, 2008 under 月例学習会報告 |
日時 12月13日(土)13時30分~約2時間
場所 札幌エルプラザ
テーマ 長く住み続けることのできる家とメンテナンス
(将来を見据えた設計とは)
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今月のコンサルタントは旭川のAさんです。 
当会の運動に賛同いただき一緒に活動して下さっています
今日の学習会は、Aさんの開口一番、「プロといっても、家を建てている工務店のオヤジです。」という自己紹介から始まりました。
Aさんによると、テーマの「長くすみ続けることのできる家」の今後は、次世代基準と言われている『北方型住宅』の更に進化させた、超長期住宅(200年住宅)の
『北方型住宅ECO』が指標となっていくでしょう、ということでした。
又、建築に際してはC値Q値の数字だけを求めず、材料・部材の耐性の高いものを使用し、それぞれの特性を良く理解した上で、なおかつ、正しい施工をすることが大事、ということでした。
***ただ、建てている人達は自分が間違っているとは思ってはいないはずなので・・・・見極めは困難に・・・・***
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次に、メンテナンスについては『メンテナンスフリー』はありません。
家とは耐性の高い材を使い、必要に応じて修理・修繕を行い、暮らしの変化に合わせてリホームを行っていくものです。
そうすることで、世代を超えて住み継いでいくことが出来るのです。
住み継いでいく時・住み手が変わるときに、その家の履歴があるととても便利です。
建築当時の図面に始まり途中のメンテナンス・改築などの記録をきちんと残しておくのは、次に住む人にとっても大事ですが、将来は、記録の有無が建物の価値を決める材料になるかもしれません。
今、北海道の推奨する『北方型住宅』では建物の記録の作成と保存を建て主、住宅供給事業者、登録保管機関の三者で行っています。
この、システムはとてもよいと思いますと、話してくださいました。
***わが家の時も、このシステムがあると良かったのに・・・・
業者さんにとっては大変かもしれませんが、これがスタンダードになっていけば、次の住人がどこにどんな配管がうまっているかわからないのでしょうがないから壊そう!なんてことにならないかも・・・**
自分の経験を踏まえた上で、質問に答えながらテーマに沿ってお話してくださったAさんが最後に言わせて下さい。と、以下のことを話されました。
是非、本物の材を使って家を建ててください。
本物は年月を経ると、味わいが出て深みが増してきます。
偽物は傷み朽ちていくだけです。
せめて、床材は無垢をお勧めします。
合板は表面の塗装がはがれたら終わりです。張替えはとても大変です。
本物の木は、古くなっても表面を削ると新しい面が出てきます。
また生き返ります。
又、テレビコマーシャル・雑誌の宣伝に惑わされてはいけません。
流行りはすたれます。
家は、自分達の住んでいる土地の気候風土に合った建て方で、そして自分達のライフスタイルに合った建物でなくてはなりません。
小さくても・少ない予算でも、自分のライフスタイルに合った住宅であれば、その家を大事に思い守って行くものと思います。
今回は、Aさんの『工務店のおやじ』としての考えが前面に出た会になりました。
経験を交えながら、好き・嫌いをはっきり言っていただくと、良い悪いとは又違う見方も有りと、楽しく時間がたちました。
又、今年度、道内各地で123戸の『北方型住宅ECO』が建設され、見学会も開かれるそうです。是非、足を運んで家づくりの参考にしましょう。
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次回は1月17日・「書いてみようあなたの家の設計図」です。
コンサルタントは、新たに入会いただきました設計士さんにお願いいたしました。
とはいえ、いきなり当日に<書いてみよう>は無謀と思いますので、そのためのお勉強となると思います。
設計士さんにお話頂くのは、初めてです。
設計・間取りなどについて質問などございましたら、会のほうにお寄せ下さい。
尚、他の専門会員も出席しますので、家づくりに関する質問もどうぞお寄せください。
納得の出来る『家づくり』のため、一緒に楽しく学びましょう。
ご参加お待ちしています。
Posted on 12 月 11, 2008 under 訂正について |
平成20年8月30日(土)リフォーム工事現場見学会の御報告文で、リフォーム工事が当会主催で行われたかのような表現がありましたので、訂正とお詫びを申し上げます。
実際の工事については、今回リフォームされるAさんが、いろいろ勉強されるなかで知り合われた「設計事務所」が設計・監理をし、施工技術は「N研究会」の工法を採用されています。
又、前回の文章のなかで設計士の方のイニシャルが間違えている部分があり、合わせて訂正致します。
以下部分、
前回ブログでの「見学会写真」の下、3行目に 「また、設計士のEさんからは~」とありますのは、「また、設計士のKさんからは~」 と訂正させて頂きます。
以上の事を改めまして、御報告文を訂正・再掲載致しました。各方面の方々に改めてお詫びを申し上げます。
Posted on 12 月 11, 2008 under 現場見学会報告 |
昨日に引き続き、こちらも200年住宅です。

こちらの住宅は、会員の方の住宅ではありませんが、施工が当会の専門会員でしたので見学会の時間の一部を当会の学習会とさせて頂けるよう施主の方にご協力いただきました。ありがとうございました。
雪もちらつく寒さもあって、昨日程は集まりませんでしたが、会員以外の方の住宅づくりを見学できるのはめったにありませんので、興味深いものでした。
雪対策
西側の道路に面して屋根付きのカーポート、車2台分と物置付きの大きな片流れ屋根と玄関周りのブロックが印象的でした。
ロードヒーティングとして「とけまるくん」を採用されていました。
ブロックは工事途中で、外壁の通気工法、ブロックの積み方など見る事ができました。
間取り
コの字方の間取りは、道路からの直接の目線を防ぎます。中央には中庭ができますので家の中どこからも庭を眺める形は落ち着いた雰囲気になりそうです。
これまでの見学会には無かった間取りで、完成が楽しみです。
北方型住宅ECO
超長期住宅(200年住宅)は「北方型住宅」の性能、構造をさらにレベルアップさせ「北方型住宅ECO」として北方型住宅サポートシステムで、記録保存されます。
住宅は個人の財産ですが、社会の財産になり、未来に引き継がれて大切に使われると嬉しいですね。
構造がよく見えて、いつも学習会で出てくる建築の専門用語や実際の工法、建材種類、使い方など、確認できるいい機会となりました。
寒い中ご協力下さいました皆様にお礼申し上げます。
また、昨日、今日と寒い中参加された会員の皆さんお疲れさまでした。
Posted on 12 月 09, 2008 under 現場見学会報告 |
今年後半は、現場見学会が続いてありました。
超長期住宅(200年住宅)は「北方型住宅ECO」として先導的モデル事業として採択されました。モデル事業の推進を図るため構造現場見学会を1日以上、完成現場見学会を7日間開催する事とされています。同じ住宅の工事途中と完成現場を見られるのは、「家づくり」を勉強する私達にとっては良い機会となっています。
先月11月3日に構造現場見学会を開いた当会会員Dさんの住宅でしたので、今回説明を受けながら「アッそうだ、構造見学の時ここに配管のパイプがぐるっと回っていたね」「1階天井の所に付いていた…」等々皆さん思い出しながら熱心に見学されていました。これまでも当会の見学会は会員の方が新築、又はリフォームされる時にご協力いただき、他の会員の方々の為に現場での勉強会を開かせていただいていました。
私達素人にとって、実際に現場で「梁」「筋かい」「断熱材」…などと聞きながら手に取って見る事ができるのは、大変分かりやすく好評です。
特に「完成現場見学会」は楽しみです。
会員の方が時間をかけて考えられた、家づくりのお話が聞けますので見学時間がオーバーになりがちです。
ホテルのイメージ
Dさんも2年ほど当会で勉強しながら、様々なところに見学に行かれたそうです。
天井は高めに設計されて、空間にゆとりを感じました。「ホテルのイメージ」とおっしゃていましたが、居間の内装インテリアはホテルのロービーのようです。
シックハウス対策
また、ご家族が家具売り場に行くと具合が悪くなることがあるそうで、シックハウス対策として、家具類をオーダーしていらっしゃいました。
今度はもう少し詳しくそのあたりの事を、お聞きしたいです。
シックハウス対策として大事なのは、換気です。
換気回数0.5回/hと言うと、1時間で家の中の空気を半分入れ換えることですから、2時間で全部入れ換わることで、ホルムアルデヒドなどの化学物質汚染を希釈します。又結露防止のためにも重要です。
24時間換気の義務付けは建築基準法で定められています。
今回の見学会では、気密性能の測定と換気の測定現場を実際に見ていただきました。
こちらは、専門家に測定を依頼します。
当会では、完成後の「気密性能」「換気回数0.5回/h」の検査合格確認後の引き渡しを保証契約することを推進しています。
Posted on 11 月 30, 2008 under 月例学習会報告 |
日 時 平成20年11月15日(土) 13時30分~
場 所 エルプラザ
テーマ1. 冬を快適に暮らすには
テーマ2. 地中熱ヒートポンプ
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深々と雪が降り積もった後の白い世界で、絵の中に入り込んだ錯覚に落ちる事があります。
このような雪景色を見られるのは「北国に住む者の特権!」と思う気持ちも、そうは長続きしません。
子供たちがコロコロと雪の中で転げ回って、喜んでいるのを横目に見ながら天を仰ぎ「降らないで・・」と願う毎日がやってきます。
北国の一戸建で、必ず考えなければならないのは、「冬をいかに快適に暮らすか」です。
雪対策などは、自然相手でもありプロであっても難しい面があります。
全てを「プロなんだから」と人任せにせず、建て主自身も勉強して隣近所への配慮としたいですね。
今日のテーマ「冬を快適に暮らすには」は、家の中と外の両方を考えなければなりません。
コンサルタントはMさんです。
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テーマ1.冬を快適に暮らすには
1. 屋根と雪について
① 屋根の形と積雪
屋根の雪をどうするか、悩むところです。
家にとってはもちろん、雪が落ちて屋根の上に雪が無い状態が構造体に無理がかからず、好ましいですが、条件によっては雪を落とせない事があります。
落雪屋根(勾配・傾斜屋根)・・・・・・切り妻(三角)屋根、片流れ、
寄せ棟
注意するところは、雪が無理なく自然に落ちる形状にするこ
とです。
また、雪は止まっていても、屋根面(太陽熱や気温)で解けた融雪水は軒先に流れてきますので、場所によって樋の取り付けが必要になります。
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無落雪屋根・・・・・・・・・M型(スノーダクト)屋根、フラット屋根、
勾配屋根
無落雪屋根で多いのが、M型屋根です。屋根の内側に向けて勾配をつけ、雨水や雪解け水を建て物の中心の樋に集めます。樋の掃除などのメンテナンスが必要です。
② 雪庇、・巻きだれ
プロでも難しい問題です。土地の形状、周りの環境で風の向き、強さが変化します。
冬は北風が多いので、雪庇・巻きだれは反対側の南、東側にで
きやすいようです。
間取りを考えるときは、考慮しましょう。
住宅建設予定地の冬期間の様子を前もって見ておくことも必要
です。
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2. 住宅の雪処理計画
- 降り積もった雪の処理は大きな問題です.玄関までの通り道確保や雪の堆積スペースを考えておきたいです。
- 落雪屋根の場合は方向や距離に注意し、事故など無いよう近隣への配慮としましょう。
- 雪かき作業のしやすさ、堆積スぺースがあるといいです。
- 屋根付きカーポートなどで玄関への通り道を確保するなど、雪かき作業の軽減を考える。
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3. 融雪処理
堆積スペースの確保が難しい場合や、体力的な面を考慮して、融雪機やロードヒーティングの設置を考える場合。
熱源は、灯油・電気・ヒートポンプ・換気廃熱 などがあります。
融雪装置、ロードヒーティングは全て地面の下になるので、管理に注意しましょう
ロードヒーティング工事をする時には、水道配管などの位置に気を付けておきましょう。
水道配管工事などが必要になった時に工事が大掛かりになってしまいます。
屋根融雪(ルーフヒーティング)は 熱源によって「電熱方式」「温水パネル方式」があります。
融雪方法は、屋根全体または、軒先の一部分の融雪。又、雪をすべて融かすためと雪を落ちやすくするために融かすタイプがあります。
どうしたら、冬を楽しめるか・・雪かきも考えようによっては運動不足解消を兼ねます。
生活スタイルに合わせて選べるように、参考にして頂きたいと思います。
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テーマ2. 地中熱ヒートポンプ
今回は サンポット株式会社の方に来て頂きました。30分と言う短い時間でしたが。
地熱利用ヒートポンプシステムについて、とてもわかりやすく説明していただきました。
「新しい暖房システム」として会員の方々の関心も高かったので、参考になったようです。
お忙しいところ、ご足労頂きましてありがとうございました。
Posted on 10 月 25, 2008 under 月例学習会報告 |
日時 平成20年10月25日 13時30分より
場所 エルプラザ
テーマ 「線一本と設備でコストが変わる 坪単価とプランニング」
学習会の前に、専門会員のEさんより北方型住宅ECOとして建設中の当会会員の方の住宅の構造見学会のお知らせがありました。
Eさんの8月の構造見学会は融雪に特色のある住宅でしたが、今回はパッシブ換気ということで、建てしまうと隠れてしまう壁などの構造体の内部の様子を見ることが出来ます。
完成現場の見学会はよく開かれ、設備などの説明も聞けますが、建設途中の構造の詳しい説明を受ける機会はなかなかありません。
会員さんのご好意に感謝いたします。そして、Eさんの熱い説明も楽しみです。
さて、今月の学習会の担当はOさんです。
Oさんからも北方型住宅ECOについて説明がありました。
北方型住宅ECOの基準は国内最高の基準といわれています。、この事業に参加を希望したものの、基準の値をクリアー出来ずに、辞退をする事業者もでているそうです。
将来はこの北方型住宅ECOの性能が、建てるときの基準となりそうだという事でした。
札幌近郊でも、この北方型住宅ECOに参加している事業者がそれぞれ見学会を開いていくようです。
ホームページなどを参考にされると良いようです。
また、家庭の省エネの向上を設備機器だけに求めるのではなく、断熱・気密などの躯体の性能を上げることが、将来的にみて省エネルギーにつながるということでした。
さて、本題の「坪単価」のお話です。
《坪単価とは》
実は・・「Oさんの所は坪単価いくらなの?」という質問を良く受けるのですが・・・
これが非常に困ります。と、話されました。
よく広告などに書かれている「坪単価」の数字の基準が曖昧だということです。
各社の基準によって出された金額であり、その内容は各社それぞれだということです。
坪単価を聞く側も聞かれる側も、高いよりは安い方が良いという気持ちがそこにはあります。
聞かれる側は少しでも安い金額を提示しようと、あらゆる工夫を重ねてきます。
聞く側は自分が生活出来る状態での坪単価が返って来るものと思い込みます。
そこに、ギャップが生まれます。
坪単価の安さだけで建てようと話を進めていくと、生活する上で必要な“水道設備”“トイレ”さえ別途工事・オプションとなっており、最終的には坪50万円程になったなどは良くある話だそうです。
Oさんの会社では生活出来る状態を『入居価格』として、提示されているそうです。
この方法ですと、後の大幅な予算のアップはなく安心ですね。
又、ローコスト住宅のほとんどは予めプラン(企画)が決められており、間取りなどの変更は出来ないか、出来ても大幅なアップを余儀なくされるようです。
住宅の性能にも各会社で決まりがあり、仮に変更できたしてもコストアップになり、
“断熱・気密・換気・暖房”の4原則全て、基準をクリアーしないと快適住居空間とはならないとのことでした。
換気については、施工のまずさの指摘もありました。
そこで、コストを抑えながらも夢と希望を盛り込んだ注文住宅を建てようとなりますが・・・
事は簡単ではないようです。
ローコストにするには、ドア・壁・窓・収納が少なく、間取りも上下を揃え、水廻りもなるべくまとめ、オープンな造りの総2階の四角い家が一番ということですが・・・これでは自由度の低い家になってしまうというお話でした。
《寒冷地ならではの設備選び》
給湯・暖房については、今は色々な機器が出ており選択が非常に難しい状況にあるというお話しでした。
人それぞれ考えが違うように選び方も違うので、情報を手に入れ、生活する人たちが決めるしかないということでした。
北電と北ガスでは建物が決まった段階で、色々なシステムを使った場合の試算をしてくれるそうです。利用して設備選択の基準にされると良いと教えてくださいました。
《コスト面を考慮した住宅設備選び》
キッチンは同じ機能でも、扉の材質によって倍程も値段が違ってくるようです。
洗面・浴槽・トイレなどの多くのものは機能に大きな差は無く、それでいて価格差が大きいもののようです。
ここは、住まう人のこだわりの部分というお話でした。
《メンテナンスフリーはありえない?》
ガルバリウムの白サビの話から発展して、本当の意味でメンテナンスフリーのものはないということでした。
また、初期費用を掛ければメンテナンスがいらないかというと、そうでもないということでした。
家を建てるということは、本当に難しいです。
そこには、やはり自己責任において選択していくしかなく、その為にも建て主自身が勉強する事が大事といえます。
進行がスムーズに進み、最後は何でも質問コーナーになり、にぎやかなうちに終了となりました。
Oさんはいろいろなお話(裏話)をしてくださるので、それを聞くのも密かな楽しみでもあります。
又、今月は太陽光発電について、メーカーさんにお出でいただきお話を聞きました。
会員からは、施工・メンテナンス・雪に関しての疑問など多くの質問が出ました。費用対効果だけで考えると一般家庭ではまだ難しいところがありそうですが、自然エネルギーはこれから必要となるものです。
さらなる、発展を待ちたいシステムです。
次回11月15日は「冬を快適に暮らす」です。
雪と上手に暮らしていくには?など身近な問題・避けては通れない話題などが聞けます。
疑問・質問も歓迎します。是非、ご参加ください。
Posted on 9 月 27, 2008 under 月例学習会報告 |
場所・時間 エルプラザ 9月27日(土) 13時30分~約2時間
テ ー マ 給湯・暖房設備の現状 (自分に合った設備を)

今月のテーマは、これからの地球環境、温暖化対策にも関連するも のです。
政府は京都議定書によるCO2削減に力を入れていますが、逆に一般家庭の消費エネルギーは、年々増加しています。
北海道は一世帯当たりの年間エネルギー消費量が東京の2倍になっています。
灯油価格などの上昇で、、家庭の負担も大きくなっていますので、暖房、給湯の主要消費エネルギーを削減する努力が一層必要になっています。そのためには自分の生活に合った、エネルギー、設備を選択するための知識が必要ですね。
今日のコンサルタントは、専門会員のEさんです。
初めに札幌の市民向け「エネルギーeco資金補助金」についての説明で今回の募集は終了しましたが、それぞれの地域によって補助金制度が違いますので、調べて利用されると良いでしょうとの説明がありました。
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1. 給湯器の種類と選ぶポイント
給湯機には、大きく分けて貯湯式と瞬間式があります。その他、
設置条件 屋外、屋内
タイプ 個別、セントラル、他
熱源の種類 ガス、灯油、電気、太陽熱、他
方式 瞬間式、貯湯式
ライフスタイルや要望に合わないタイプの場合は機器の特徴が発揮されない場合があ
り、無駄なエネルギー消費につながるおそれもあります。
E さんのお話を聞きながら、最新機器が付いた新製品はかなり高価なので、
一つ前の機能の製品を選ぶことも(それほど違わないような場合、ありますよね)
コストダウンになるかな・・・などと考えていました。
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2. 暖房器の種類と特徴
暖かさ、寒さの感じ方は人それぞれ違いますね。
今の端境期、家族と言えども感じ方が違いますので大変です。
テレビのチャンネル権争い同様、暖房のスイッチを入れたり、消したり・・
Eさんには、今注目されている暖房機についてそれぞれ一長一短ありますので、
どこが違うのか説明して頂きました。基本的には、
① 強制対流式(ファンを使って温風を吹き出す)
② 自然対流式(空気の温度差によって自然に対流させる)
③ 放射・ふく射式(熱を放射させて直接暖める)
ですが、それぞれの特徴があります。
FFストーブ(対流、ふく射式)、畜熱暖房(対流、ふく射式)、 床暖房(自然対流、ふく射式)、パネルヒーター(自然対流、ふく射式)、 があります。
最近はペレットストーブの需要が増えていますが、一台で家全体を暖めるには、今のところ、かなりの制限が必要になりますので補助暖房として考えていた方がいいとのことです。
注意したいのは「床暖房」では、窓から下りてくる「コールドドラフト現象」を
止めるのは難しいです。
寒さを感じる原因になりますので、窓下には原則的にはパネルを付ける事を考えて下さい。
室内の温度差が6度以上になりますと、結露の原因にもなります。
当会では、全室・全日暖房で温度むらのない一定の温度環境が寒さを感じなく過ごせて、体にもやさしい重要なバリアフリーになると考えています。
床から10センチの所と天井の温度差は1~2度を提唱しています。
機器類はいずれ壊れますし、全て電力が必要です。耐久性、ランニングコスト、メンテナンスのしやすさなど、良く確認しましょう。
また、複数の機器類をうまく使って、端鏡期など効率よく過ごす方法もありそうです。
北国の冬を快適に過ごして、楽しみたいですね。

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3.省エネルギーの設備
① ヒートポンプ
大気や地中からの熱を効率よく移動させ、エネルギーの無駄を少なくして冷暖房に使用します。
最近では、北海道でも効率の良い機種が出始めましたので、注目されています。
性能については、外気温などの外部環境、住宅性能、メーカー、機種、そして使用方法で違ってきますので、注意してください。
② 太陽光パネル
燃料が不要で、CO 2を出さない太陽光発電は環境保護の面で、政府は力を入れてきています。ですが、一家庭当たりの初期投資の負担がまだまだ大きく、パネルの寿命、地域の晴天度などでコストの回収度は違ってきます。
また注意したいのは、省エネルギーとは何か?ということです。
それらの生産過程、設置時のゴミ、メンテナンスのしやすさなども、省エネルギーとなっているのか、良く考えなければならないと思います。
基本的には、住宅の性能をしっかり高めておくことが、基本です。
その上で、どの様なエネルギー、機器類が自分達の生活に合っているか考えます。
住宅の気密、断熱性能が低いと、エネルギーはどんどjん逃げていきます。
「気密性能」「熱損失係数」「換気」と言う細かい数字で表されて、分かる様な分からない様な・・そのあたりをEさんが、配られた資料を基に暖房費にするとどれ位の違いが出るのか、具体的に説明して下さいました。
この違いは見逃せません!!
もったいないです (-”-)
(S・記)
Posted on 9 月 23, 2008 under 現場見学会報告 |
2008年9月13日(土)
現場見学会報告
~ガルバリウム鋼板の外壁に出来た“白さび”~
当日は9月中頃というのに暑い位の良い天気でした。
今年度3回目となる現場見学会は、築6年の住宅の外壁に使われていたガルバリウム鋼板に出た“白さび”を実際に見ていただくことと、建てられてから数年の住宅の見学です。
新築のオープンハウスやモデルハウスの見学はよくありますが、「実際に住んでいる状態でお話を聞く」というのは、興味ある工務店やハウスメーカーなどがありましたら是非紹介して頂き、業者抜きで出向いて、出来るだけ本音でお話していただくと良いと思います。
今回の住宅地は地盤が良くない土地であると言うことで、地盤の落ち込み、ひずみ等見ていただきました。
下水配管などのトラブルも予想されます。地面の下は見えませんから、どのようになっているか心配なところです。
地盤の弱い土地に建てる時はその対策も必要でしょう。

そして問題のガルバリウム鋼板です。
耐久性にすぐれているということで、屋根材や、外装材として使用されています。
今回屋根の方は“白さび”は出ていないようですが、部位によっては出ている事例があるそうですので、注意が必要です。
住宅が建てられた2002年のカタログと2007年のカタログを比べて見ますと「外装を美しく保つ為に」と言う扱いに大きな違いがあります。
これだけ変わっているのでしたら、使用者に注意するよう連絡すべきではないかと感じます。
一般的に外装材の劣化は、紫外線や風雨にさらされることで進むと考えられますが、この「ガルバリウム鋼板」はその逆なのです。
2008年8月15日号の「北海道住宅新聞」に掲載されていますが、雨水がかからない部分ほど“白さび”が発生しているのです。
今回の外装材メーカーの調査結果によると、白っぽいのは、亜鉛の酸化物(白さび)でこの被膜が亜鉛表面の腐食の進行を遅延させ、鉄を保護する役目を果たしているそうで、機能的に問題ないそうです。しかし、表層に付着する塵ほこりの中には、腐食性成分が含まれているので定期的な水洗いをするようにと書かれています。
なんだか、納得できません・・
耐久性に直接影響しないのに、洗わなければならない?
「ノーメンテ」だったのでは?
「機能的に問題ない」って外装材にとって “見た目” も機能なのでは?と思いました。
使用者が間違った使い方をしないように正しい情報を積極的に流し、判断材料を提供することが、トラブルを未然に防ぐことになるのではないでしょうか。


その他、食品庫、床下収納、階段、ドレーキップの窓、ハザードマップを参考にした基礎高、間取りの動線、など多くの質問がでました。
実際に見るということは、やはり勉強になります。
(S・記)
Posted on 8 月 30, 2008 under 現場見学会報告 |
リフォーム工事現場見学会報告
今回は、リフォーム工事ですが、住宅性能は新築並レベルを目指すと言う高レベルな内容を紹介され、是非当会の会員の方々に見学させて頂きたいと思っておりました。
幸い、設計・監理をされている設計事務所からのご紹介があり、また施工業者が当会の専門会員でもあることなどが縁で、建て主の方、「研究会」の皆様のご理解を得て、見学会が実施されることとなりました。
今回リフォームされるAさんは、以前に一度リフォーム工事をされた時に、その工事内容に疑問を感じ、ご自分でインターネットで調べたり住宅講座などに参加されて勉強されたそうです。
その中で知り合われた設計事務所に、設計・監理をお願いし,又施工は「N研究会」の工法を採用することにして、築20年ほどの住宅をリフォームすることにしたそうです。
工事途中でしたので、構造、配管の様子などを実際にみながら説明をしていただきました。

尚、機器類は必ずメンテナンスが必要ですので、その事も考えて設置し、掃除、使い方などを確認することが大事との説明がありました。
設計士の方からは「住宅の引き渡し前に必ず、最初の設計通りの数値が出るか測定して確認すること。製品には製造物責任法と言うのがあるが、住宅にはありませんから・・」とのお話しに皆さん大きく頷いていました。
Aさんは当会の会員ではありませんが「以前の工事の時は何も知らずに言われたことを鵜呑みにするしかなく、こちらに知識が無かったので質問も出来なかった・・皆さんのお役に立つなら、是非見て行って下さい。」とお話し下さいました。
また、「人生最大の買いものですから勉強は必要です。」とも話されて、お若いAさんご夫婦がこのような気持ちをもっていらっしゃることに関心致しました。
お忙しい中時間を下さった設計事務所、施工業者の方々、Aさんに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
( S記 )
Posted on 8 月 23, 2008 under 月例学習会報告 |
場所 エルプラザ 8月23日13時30分~約2時間
テーマ 外部・内部の建材について
~屋根・外壁・窓・ドア~
学習会の前に、会より、8月3日岩見沢で開催されました、設計士が設計・監理された、シンプル・ローコスト住宅の見学会の報告がありました。
遠くにもかかわらず多くの参加があり、モデルハウスとは違いより身近に感じられる完成現場の見学に対する関心の高さを示していました。
会では、今後もこのような見学会を開催していく予定でいます。
次に、前回の学習会で分かりづらかった熱損失係数の具体的な例として、豆電球(5W)を使い、当会の保証契約でもある熱損失係数1、45W/㎡Kの説明がありました。
およそ、1坪あたりから常に豆電球1個分の熱量が逃げて行っているということでした。
この逃げていく熱量を少なくすると、省エネで暖かい家になり、家計にもやさしい家をつくることができます。
ちなみに、次世代省エネ基準は1,6W/㎡Kです。
当会は次世代省エネ基準に比べ、1割りほど熱損失が少なくなっています。
さて、今月の学習会のコンサルタントは北見のTさんです。
当会の理念に賛同いただき、遠方にもかかわらず参加していただいています。
<屋根材>では、一般的なガルバリュウム鋼板と耐用年数50年というコロナルーフとの比較があり、最近ではアスファルトシングルを使った三角屋根も増えてきているというお話でした。
<外壁>では、各素材による違いの説明がありました。
会員の皆さんは、Tさんが持ってきた、いろいろな見本を手に取り、その重量感・手触りなど直に感じていました。
特にガルバリュウムなどに比べ、モルタルの見本の重さに驚いていました。
会員の方からは、こんな重い材を下地は支えられるのか?という質問が出ましたが、メーカーの指示通りに施工すれば大丈夫ということでした。
外壁の耐用年数もさることながら、シーリング材の耐用年数が6~7年というお話には少しがっかりでした。6~7年というと、色々な不具合も落ち着いたころです。なのに、もうメンテナンスとはヤレヤレです。
さらに、テーマでも取り上げられていました、ガルバリュム鋼板について気になる記事が8月15日付けの北海道住宅新聞の1面に「まさかの白サビ」という題で出ており、記事の内容について説明がありました。
9月13日には実際の現場に出向き、会員の皆さんに白サビの様子を確かめていただくよう見学会を開くということでした。
ガルバリュムは多く使われており、メーカーの対応に注目したいところです。
<窓>については、窓枠の違いとガラスがダブルかトリプルかによって、断熱・気密などに差がでてくるというお話でした。
最近は樹脂サッシ+トリプルガラスも出てきているようです。
<床材>では近年、ノーワックスを強調する製品がでていますが、Тさんによると5年程経つとくすみが出てきてしまい、ノーメンテナンスとはいかないようです。
メンテナンスフリーが一番ですが、現状では、適切な時期にメンテナンスをしていくことが住まいを長持ちさせることのようです。
Tさんのユーモアを交えた体験に基づくお話は、とても分かりやすかったようです。
又、今月は北海道ガスの方に来ていただき、主に天然ガスを使った暖房についてお話をしていただきました。
会員からはやはり安全と料金について質問が出ました。
短い時間の中でしたが、ぶしつけな質問にも真摯にこたえていただきました。
前回は北海道電力、今回は北海道ガスでした。
どのような熱源を取り入れるかは各々が決めることですが、大事なのは家の性能が良くなければ、どんな暖房方式をとっても暖かい家にはならず、省エネにはならないのです。
そして、その性能を保証してくれる業者を選ぶことです。
次の学習会は9月27日です。
テーマは「給湯・暖房設備の現状」(自分に合った設備を)です。
夏も終わり、いよいよ燃料費のことが頭をよぎります。
分からないことはどんどん質問して納得のいく選択ができますように、学習会を活用してください。
(H・記)