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これから目指したい北海道の住宅
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これから目指したい北海道の住宅
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この家の大きな特徴は窓。通常、住宅の隅角は家を支える重要な役割を果たすため、耐震性を考え大きな窓は設けませんが、最も陽当たりの良い南西の角に連窓をつけたいと、Kさんは希望。連窓の周囲に木枠を巡らせ、構造を強化しました。 北向きにしつらえた寝室の幅2メートルを超える大窓も、窓からの熱損失が大きいとされてきたため北国の家ではタブーでしたが、高性能ガラスを使用することで、クリア。北側に広がる公園の景色を取り込むことが可能になりました。 この北面での大型開口の実現は、北海道住宅のデザイン性に大きな可能性を与えたといえるでしょう。 |
| ↑コーナーの3連窓の部分はJ-耐震開口フレームを使って耐力壁化している。 |
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なるべく自然を生かした素材を使いたい。そう願い、地産地消と古材再利用は、外せないテーマの一つとしました。 大工や設計士と共にKさん自ら足を運んで選んだ6本の古材(エゾマツ、カツラ、エンジュ、タモ)が、家のそこかしこに生かされ、人々の生活を長きにわたり見守ってきた木たちが、真新しい家に堂々とその存在感を示しています。 道産材もふんだんに使用。スギは外壁の押縁下見板張りに、クリは和室に設けた縁側風の広縁に敷き、フローリングにはナラやトドマツの無垢材を。そして、壁や天井にはアカエゾマツやトドマツの羽目板。やはり同じ気候風土で育った木を使うのは、北国の住宅にとって理にかなったこと。木が生き生きと生活空間をつくり上げています。 |
| ↑化粧柱や化粧梁にエゾマツやカツラ、エンジュの古材を使用。職人が丁寧に磨きあげた。 | |
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| ↑床にクリの無垢フローリングを使ったホール。 古材の梁もかかっている。 |
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いつでも暖かく、明るい家にしたい。それは、家を建てる人に共通する願い。ではそのために必要なものは何か?当会が最も重要視しているのは、断熱・気密・暖房・換気を4要素とする住宅の温熱環境性能です。基準をしっかりと数値で定め、それを建築契約時の保証条件とする考えから、当会では、温熱環境性能の保証契約基準を定めています。 K邸が温熱環境性能を高めるために選択したのは、外張り断熱と軸間断熱を組み合わせた付加断熱と、換気排熱を利用するヒートポンプシステムの併用。断熱だけでもQ値が1・2W/㎡K。ヒートポンプとの組み合わせで1・0W/㎡K以下を実現しました。気密性能は0・24㎠/㎡。当会が基準とする数値を、軽々クリアした性能を得ています。 また、省エネと環境問題の観点からも注目を浴びているヒートポンプは、少ない電気エネルギーで多量の熱を得ることができる省エネシステム。CO2の排出も少なく、家にも自然にもやさしく、その安全性とランニングコストの低さが大きな魅力です。 K邸が高い温熱環境性能を実現できたのは、長年にわたり培ってきた住宅プランと、それを実現する高い技術力があったからこそなのです。 |
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| ↑現しの構造材と床・天井材を濃い茶色系で塗装してラフなイメージに仕上げた居間・キッチン |
| K邸には、会が進める温熱環境性能を軸とした理想の家づくりが集約されています。それは欠陥住宅に悩まされた人や、これから家を建てようと考える人たちにとって、実際に見て、触れて、学べる教材でもあるのです。 環境問題やエネルギー問題をも視野に入れた、省エネルギー高性能住宅が必要となっている今の時代。気密・断熱・暖房・換気の4要素の温熱環境性能を、きちんと数値的な基準で達成させること。そして、地産地消のために道産材を積極的に使い、またリサイクルできる素材、自然素材を使うこと。これらは、快適に暮らせる家の条件であると同時に、私たちが自然と共存しながら生活を営んでいくために、守らなければいけないルールの一つでもあります。 それを踏まえた上で、Kさんは、「家というのは、美しくなくちゃいけない。外壁から外は社会なんです。地域の中で生きることを意識して、通りから見ても美しいなと感じる家、外から見て気持ちのいい家をつくらなければならないと思うんです」と言います。さらに、「地球環境に優しく、健康で快適であるためにと考えて建設しました。CO2排出量を削減するためには、もっと多くのビルダーの意識改革が必要」と話し、ビルダー・ユーザー問わず、見学希望者に公開しています。 見学のご希望は、ぜひ、当会事務局までお電話ください。 |